エチオピア

フィールドワーク

エチオピアでのフィールドワークで経験したことを、自由に書き綴ったものです。現地調査ではいろいろ予期せぬことが起こります。エチオピア人との関わりなくしては、フィールドワークは成立しません。窮地を助けてもらって涙することもあれば、意見が対立して大げんかになることもあります。言語調査をしている時でさえ、言語構造についてインフォーマントだけでなく、大げさに言えば村中の人々と何時間も議論することもあります。こういう時が、言語学者をしていて本当に良かったと思う瞬間です。
フィールドワーク

オロモ語

 オロモ語は、エチオピアでは話者人口2,000万を越え、アムハラ語と二分する大言語です。ただし、長い間政治的に虐げられてきたために、エチオピア国内における復権は1992年の社会主義政権崩壊後に始まったと言えます。連邦制の下、地方ではオロモ語による統治、教育も徐々に広まりつつあり、アジスの本屋さんにはオロモ語の辞書や文法書、小説なども売られるようになりました。しかしその使用は主にオロモ語母語話者にとどまり、アムハラ語ほどの作業語の地位をまだ獲得しているとは言えません。ここでは、エチオピアで仕事・調査をする人のために、オロモ語の簡単な入門書を書いてみることにします。
オロモ語(Afaan Oromo)入門(準備中)

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